高齢者の便漏れについて

便漏れには先天的な理由後天的な理由があります。

後天的な理由のひとつとして、お尻の穴をしめる筋肉(括約筋)の弱体化

若いころは全身の筋力が強いので肛門をしめる筋肉も強く、20歳代がもっとも強く30歳代から60歳代までは徐々に下降していきます。

そして70歳からガクッと筋力が弱まり、それと比例するように便漏れで悩む人も増加するのです。

お尻の穴をしめる括約筋(かつやくきん)は、【 内括約筋と外括約筋 】2つをあわせた略称です。


内括約筋無意識にいつも弱い力で肛門の穴を閉めている器官で、自分の意識でどうにかなるものではありません。

ただしウンチが直腸の出口まで降りてくると、その刺激が内括約筋に伝わり肛門がゆるみウンチが出てきます。

しかしそれだとウンチが直腸に流れてきた瞬間に、全人類、みな脱糞!ということになりますよね。

そこで外括約筋の出番です。

肛門を閉める大切なはたらき!外括約筋

外括約筋は内括約筋の外側にあり、肛門を意識的に閉めることができます

つまり、

1)大腸から肛門すぐの直腸まで運ばれる。

2)その刺激が内括約筋に伝わりウンチを出そうとする。

3)「きゅっ」とお尻(外括約筋)をしめてトイレまで我慢する。

といった流れです。

この内括約、外括約の両方が高齢者は弱体化し、さらに「うんちがきた」という刺激を感じる感覚が鈍くなり「知らないあいだにうんこを漏らしていた・・」という状況になるのです。


このうんちを漏らすという症状にも軽度、中等度、重度があり、軽度はウンチはほとんどもれないが、早めに行かないと漏れてしまう。

中等度は普通の硬さのウンチだと漏れやすく、柔らかければかなり漏れる
下痢だと、、、

重度のものでは垂流し状態、まず普通の生活はできないものと考えていいでしょう。


もちろん 軽度、中等度、重度に合わせた改善方法 があります。
次項は【先天的な便漏れについて】。

便秘で死亡した女性から学ぶべきこと

1998年、21歳会社員女性が便秘により死亡したことをご存知でしょうか?

⇒ 便秘で死亡した女性(その1)